ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■気に成る紙片でしょうか
其の現象は。
材質と、
性質の、
組み合わせで、
生じるのだ。
想いの、
大きさや、
濃度や、
継続時間に因らず。
想いへの感度や、
或いは、
想いを交える手段にも因らず。
互いの材質の交わりと、
結果として、
互いが発する成分に。
飽く迄、
依存した現象なのだ。
其れ故に。
其の場に、
想いが、
蓄積すればする程。
破れた薄葉紙の、
其の一片は。
俺自身の周囲に、
必ず、
纏わり付くのだ。
姫の、
残骸と共に。
「小坊主、粗相がついてるよ?」
「此れは姫のせい。」
「小坊主がいっぱい出したからでしょ!」
「俺のじゃ無くて、姫のに紙が付いてるの。」
想いを、
重ね逢わせた後に。
俺へ付いた薄葉紙を取る、
其の俺の行為が。
そんなに興味深いの?
04月30日(土)
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