ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■憂鬱を緩めて行けるでしょうか
今迄の住まいと、
新たな住まいとを、
往復する度に。

口を吐いて出る、
其の言葉が。


何故に産まれるか。





其の解答など、
十二分に、
分かり切って居るから。


其の言葉が、
一つ、
一つ、
俺への刃と成るのだけれど。









其れを、
緩和しようとの想いか。

刃の先が、
少しだけ鈍った事を、
感じ取る。



きっと、
只の偶然で。

俺に対する想いの様に、
感じられただけだけれど。










 「憂鬱だ。」
 「小坊主と住むの憂鬱だ。」


姫の口癖が。

今日、
少し変わった。













 「小坊主と住むのが憂鬱なの。」
 「仕事に行くような気がするからかな?」









姫の職場の、
其の隣に、
居を構えたのは。

偶然では無いけれど。








きっと、
姫は気付いて居ないだろうね。



姫の職場が決まった日の、
丁度一年後が。


今日で。

其の職場の隣へ、
引っ越す日で在る事には。
04月09日(土)
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