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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■退かしたいと願って居るのでしょうか
冗談は、
ほんの僅かだけ、
本音が混じるからこそ、
冗談で。
飽く迄其処に、
本音の欠片が無ければ。
冗談として、
成立しないけれど。
其の本音を、
何処に、
置くかに因って。
内容に、
大きな相違が産まれるのだ。
其れ故に。
其の冗談の、
及ぼし得る影響と範囲を、
十二分に理解して。
冗談を放つ刻を、
熟慮する必要が在る筈だけれど。
時に人は、
其れを忘れて終うのだ。
其の冗談の持つ、
面白さに。
自身が、
のめり込むから。
「小坊主は湯たんぽ代わりだから。」
「私には湯たんぽが要らないんだよ!」
姫は、
何時もの冗談の上に。
「でも、時々熱いんだよね。」
「湯たんぽは蹴ったらどくのに。」
「小坊主はどかないでしょ?」
微妙な時期の、
微妙な冗談を、
重ね逢わせて来た。
もし、
蹴って退くのなら。
既に俺は、
蹴飛ばされて居たのだろうな。
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References
Oct.29 2004, 「寒さは不安を上回るでしょうか」
02月21日(月)
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