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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■壁の内を護れますか
恐らく、
鋭敏で聡いのだ。
受身の恋愛を続けて来た、
其の、
最大の理由は。
相手の、
想いの変化を。
素早く感知して、
素早く反応出来るからで。
其の場に不足する、
強引さを。
何時提供すれば、
効果的か。
良く、
知って居るのだ。
機を視るに敏な、
其の同僚が。
動きを、
魅せて居るからこそ。
余計に、
自身の不安定さをも、
悟って了う。
壁が、
崩れそうだと。
そして俺は、
其の壁を、
崩したく無いのだと。
「修復出来なかったんですか?」
「ノートンみたいに。」
上手に、
傷口に塩を塗りながら。
「小坊主。」
「私告白されちゃった!」
上手に、
退路を断ちながら。
冗談で固めた筈の、
其の場所を。
同僚は、
徐々に染めて居る。
黒と、
白の、
中間色へ。
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References
Jan.28 2005, 「想いを被せて誤魔化せますか」
01月31日(月)
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