ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■歩み寄りは不可能ですか
自身で、
見付けようと。
誰かに、
誘われようと。
誰かに、
引っ張られてであろうと。
新たな世界は。
踏み込んだ者にしか、
決して、
与えられない場所だから。
最後の、
最後には。
自身の意思で、
一歩を踏み込み。
其の一歩に、
自身で、
責めを負う必要が在るのだ。
嬉々としてであろうと、
嫌々であろうと。
一歩、
踏み出さぬ限り。
望んだ物など、
其処に、
現れやしないのに。
後輩の送別会に
二人で出掛ける事と。
二人の宴に、
見送る後輩を呼ぶ事と。
其の違い位は、
俺にも、
理解出来るけれど。
其処に、
拘り続けるから。
姫は、
俺の知り合いに会う機会を、
逃し続け。
俺は姫を、
紹介すら出来ずに居る。
「後輩の送別会に行けば!」
「私は行かない!」
完璧な御膳の整うのを、
今も、
待ち続ける姫は。
「いつも座ったままで良いね。」
「座ってればご飯の用意が出来て。」
其の言葉を、
時々口にされる俺の姿と。
何の違いも無いだろ。
01月24日(月)
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