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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■優劣の問題ですか
其の濃淡や、
大小、
或いは強弱は。
絶えず変動し、
揺らぐ物かも知れないけれど。
本質は。
決して、
互いの相対的な関係の中には、
存在しないのだ。
何方が深いか、
何方が強いのか。
優劣と言う、
相対的な価値観に囚われると。
時として、
想いの本質を見誤るのだ。
絶対的な想いの在処を、
見失って。
俺の行動を、
正確に予測して。
「言うと思った。」
得意気に、
優位を強調して魅せたけれど。
其の瞬間に。
一つの想いを、
失い兼ねなかったのだと。
此の笑顔は、
理解して居るのだろうか。
姫の言葉から。
未だ、
本質を見誤っていない証拠を、
捕捉して。
胸を撫で下ろす。
「産まれて初めて。」
「消灯式を見に行くんだ♪」
親友へ、
得意気に話す、
姫の声が。
居間の方から、
確かに、
聞こえて来た。
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References
Dec.16 2004, 「物足りない呼び掛けでしたか」
12月18日(土)
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