ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■不意の感動だけでしょうか
事が、
不意で在れば在る程。
事の影響力は、
大きく成るけれど。
其の事が、
渇望し続けた事で在れば。
其の影響力は、
殊更、
大きく育つに違いない。
確かに、
素直とは言えぬ人だけれど。
今、
此の瞬間を。
待ち望んで居たと、
仮定すれば。
欠片は紡がれ、
一つの大きな流れに変わるから。
強引に、
拒否を曲解して。
突き進んでも良いのだろうか。
嘗て何度も、
其の機会を窺ったけれど。
「満月、見に行かない?」
「嫌だ。」
姫は、
一度たりとも、
肯く事は無かったのに。
偶然空を見上げ、
其処に、
丸い月灯りが在る事を。
隣の姫に告げた時。
「小坊主と一緒に観る事なんて。」
「無かったら。」
殊更寂しそうに、
けれども、
殊更嬉しそうに。
姫は笑い、
そう答えた。
本当は、
ずっと見たかったの?
本当は、
一緒に飛びたいの?
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References
Oct.24 2004, 「飛べぬ理由は何処ですか」
Sep.24 2004, 「恋人関係に戻れますか」
10月27日(水)
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