ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■そろそろ禁区でしょうか
僅かに、
確実に、
掛け続けられる其の圧力は。


二人の間の緊張感を、
維持する為に。

必要不可欠な物かも知れないけれど。





視線を俺に向け続けた、
其の意図は。

何処に在ったのだろう。









其処に、
本音など微塵も無い事は。

お互いに、
理解して居るけれど。


其処に、
一抹の不安が存在する事も。

お互いに、
認識して居るに違いない。












彼の時口にした、
姫の戻りたいと言う言葉は。

未だに、
膨らみ続けて居るのだろうか。



姫が初めて口にした、
遊びでしか付き合えないと言う言葉は。

今も時々、
想いに表出して居るのだろうか。



姫の口から、
離別の言葉が産まれる刻を。

俺が虎視眈々と狙って居る様に、
見えるのだろうか。













只の、
歌合戦の内の一曲。

此れ見よがしに、
此方へ視線を向ける姫へ。



 「良いから歌詞見ろよ!」



俺は笑いながら、
淡い抗議をしたけれど。












 「できない相談ね。」


姫は笑いながら。


何故か、
少し翳った顔をする。





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Background
 中森明菜 " 禁区 "





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References
 May.13 2004, 「本音は何処に在るのでしょうか」
 Mar.31 2004, 「信に値しないのは何れでしょうか」
 Jan.26 2004, 「窺って居た好機なのでしょうか」
10月10日(日)
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