ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■日捲りを始めて居るのでしょうか
既に一度、
其の言葉を伝えられた事など。

書類の山の一番下に、
放り投げて居た。




言葉に、
確かな意思が在るのだと。

感知は出来なかったから。



そして何より。


制約は、
未だ産まれた直後で。

解除される迄、
未だ道は遠かったから。








更に一度、
其の言葉を伝えられた事すら。

書類の山の一番下に、
放り投げて居た。




言葉には、
何の力も無いのだと。

喉元に、
刃を突き付けられ続けて来たから。



そして何より。


刃に刃向かう、
其の能力を。

此の身に、
未だ備えて居ないから。












其れでも、
一瞬で、
手元に其れを取り出せたのは。

埋もれた奥の一枚へ、
少しは、
自身の想いが共鳴して居たからだろうか。



視界から遠ざけようとして。

強く意識しながら、
隠しただけだったからか。






眠り爆弾が、
突然目を覚ますかの様に。

姫の、
一月前の言葉が蘇る。

















 「小坊主。」
 「あと二ヶ月で結婚できるよ♪」


















何らかの、
進歩を得る前に。

其の期限迄、
あと一月を切った。



其の事に、
姫は気付いただろうか?





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References
 Jul.26 2004, 「知らないふりは許されますか」
 May.08 2004, 「気になる制約ですか」
10月06日(水)
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