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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■吸い尽くし終えましたか
其の能力は、
決して絶える事は無く。
時間依存的に、
再び獲得される能力だと。
例え、
理解して居ても。
其の能力を、
余す事無く奪い取り。
再起不能に貶めたいと。
独占の欲望が、
暴走するならば。
其の能力が、
時間依存的に獲得され。
如何様にも、
使用可能に成るのだと。
舌を出して、
其の場を取り繕っても。
自身が愛でる対象と、
物理的距離が生じる間際に。
狂気染みた想いが、
形成される事も。
本能的な欲望だろう。
「5分で終わる?」
「無理だろ・・・」
目覚ましの後の、
間隙に。
激しく、
そして静かに、
互いの想いを叩き付けた。
其の感触が、
永く、
永く、
続く様にと。
良いんだ。
決して、
悲観する事は無いんだ。
「小坊主から連絡貰った時。」
「少し一緒に居られるって思わなかったの。」
「は?」
「早く居なくなれって事?」
「今朝、慌ててしなくても良かったね。」
「そう思ったの。」
姫の言葉は。
永く、
永くと、
其の想いが。
届いた証拠なのだから。
時の悪戯が、
一つ、
二人に贈り物をくれた。
「急で悪いんだけれど。」
「明日の朝、出発するよ。」
少しだけ、
二人の時間が増える。
09月13日(月)
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