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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いの波も荒れる日でしょうか
彼の時、
歩いた街は。

仕事中に、
唇を奪いに行った街は。


風が強かったから。




台風と言う、
希に北国を訪れる嵐と。

其の、
帰宅時間の重なりに。


 「無事?」


一言だけ、
届けば良いと想った。






電話も、
文も。

未だに、
壁に弾かれるのだろうか。















初めての年は。

其の場所から逃げる様に、
出先へ向かった。


二回目の年は。

重なりを避けるかの様に、
日をずらす事のみに、
心を注いだ。




其れ故に。


今、
未だ、
報いを受け続け。

心など、
安まらずに居るのだ。








そして、
きっと其れで良い。
















誕生日。


姫の、
此の世に生を受けた日は。

きっと、
心のざわめく日で、
在り続けるのだろう。










其の誕生日は。

貴女の、
誕生日でも在る。





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References
 Sep.07 2004, 「今年も繰り返したのでしょうか」
 Oct.19 2002, 「柔らかかったですか」
09月08日(水)
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