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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■単語を返せば納得するのですか
其の言葉に、
重みを乗せたいから。
口先だけで無く、
想いの乗せられた言葉を、
贈りたいから。
逆説的な言葉や、
時間的経過を、
其処に付け加えて。
言葉を、
大きく強く育ててから、
贈るけれど。
逆に、
言葉は肥大化して。
針の様な鋭さを、
失ってしまうのだろうか。
其処にはきっと、
結論だけが必要なのだ。
其の文脈に、
其の理論に、
欠落が在ろうと。
唯一、
結論だけを欲して居るのだ。
「小坊主は。」
「私と合わないと思ったことある?」
「無いよ。」
「合わないと思ったら、とっくにやめてる。」
此れ以上の言葉は、
不要なのだ。
其の壁は、
其の予防線は。
必ず、
言葉の裏だけを、
言葉の影だけを、
大きく育てて取り込むから。
是か、
非か、
両極の解答以外は。
如何なる言葉も、
俺と姫と、
引き裂く方向の意味として、
姫には囚われる。
「普通なら選ばないかも知れないけれど。」
「俺は姫を選んだんだよ。」
其処には。
選択の重みと、
決意とを、
込めた心算なのに。
「まだ、良い人が現れていないから。」
「私が一番良いと勘違いしているんだよ。」
合うか、
合わぬか、
其の解答など。
何処かへ、
飛んで消えて終うのだ。
08月26日(木)
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