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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■腕の痛みは喜びなのですか
身体の重みと、
身体の痛みを、
訴えて。
全身に、
筋肉痛が拡がって居る事を。
肌で感じつつ。
何故に。
其の苦しみを、
更に欲すると言うのか。
笑顔で、
傍に近寄りつつ。
「また暴れる?」
姫は、
口を開く。
些細な切っ掛けなど、
既に、
記憶から消えて居るけれど。
俺に在る、
妙な充実感が。
姫の中にも、
存在したのだろう。
身体接触とは、
肌と肌との触れ逢いとは、
言い難い行為だけれど。
確かに、
想いの交歓が、
其処には在ったのだろう。
夜の営み以外で、
此の感覚を得るのは。
俺と姫には、
初めてなんだね。
「それ、腕痛い!」
「離したら乗るでしょ!!」
「こちょこちょ♪」
「それは卑怯だよ!!」
「ザマあ♪」
「重い・・・」
「失礼ね!」
「苦しい・・・」
「五月蠅いわね!」
「大人しくして・・・」
先日、
姫の一言に拗ねた俺へ。
姫は必死に、
抱きついて来たんだっけ。
伸し掛かる様に。
08月20日(金)
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