ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■幸福が幸福を奪うのですか
もしかしたら。
其処には、
遵守すべき規則が、
存在して。
其の規則を、
犯した時には。
相応の報いが、
此の身に降りかかる仕掛けが、
在るのかも知れないけれど。
もしかしたら。
其処に在る規則は、
形式上の物で。
自身の想いの不足を、
弁護して。
想いの不足が、
必然的に生じさせる事態を、
未然に防ぐ為の。
手段かも知れない。
ならば。
二人の想いが、
或いは其れ以上の想いが。
何れの方向へ、
流れて行くのかと言う事に。
責任や、
罪科を、
負う必要など。
如何なる人間にも、
無いんじゃないのか。
俺に棲む、
其の想いが。
姫にも、
消えずに在る。
「小坊主に与えられた嫌な思い出が、」
「消せないんじゃない。」
「与えてしまった自分の罪悪感を、」
「消すことが出来ないんだ。」
「私たちが惹かれ合うことは、人を傷つけて苦しめる。」
「そのしっぺ返しが自分に来るかもしれない。」
確かに姫は、
結果として貴女から、
俺を奪ったけれど。
其れは、
お互いが前向きの選択をした、
結果だった筈なのに。
奪った物は、
奪われる。
奪った者を、
奪われる。
幸せを渇望した、
其の結果が。
如何して、
素直な幸せを拒み続ける?
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References
Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
Feb.13 2004, 「弁解の為の縛めでしょうか」
08月16日(月)
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