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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其の輪に負けぬ関係を築けますか
僅か、
二年と数ヶ月の、
二人の間に。
四年に一度の、
祭典が、
存在する筈は無いのに。
何度も、
何度も、
其の機会を逃して来た気がするのは。
何らかの理由が、
存在するのだろうか。
炎に縁取られた、
其の姿が。
一つ二つ、
浮き上がる様子に。
絡めた肱に、
力を込めながら。
口を開く。
「小坊主と開会式見るの、初めてだよ!」
「一度、一緒に見に行こうね。」
姫の、
酔いに委せた、
約束が。
殊更、
不確かな物に聞こえるのは。
「次はどこ?」
「北京。」
「えぇ〜!次は?」
「アフリカから選ぶんじゃなかった?」
「えぇ〜!イタリアは?イタリア!」
「ギリシャの隣やん・・・しばらく無いよ。」
後ろに並ぶ言葉が。
普段通りに、
非論理的で、
自分勝手な言い分である故に、
違いないけれど。
約束は。
お互いの奥深くに、
強く刻まれたと。
想って、
良いんだよね?
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References
Mar.09 2004, 「記念日がそんなに悲しい日でしょうか」
08月14日(土)
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