ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■他に伝えたい事が在りましたか
底に在る本音は、
全く違う想いだろうと。

本能的にも、
理解して居るけれど。




例え、
此方からでも。


 「小坊主ちゃん。」

 「何?」

 「何か・・・ううん。」

 「そっ。」


其の言葉の後ろに、
確定的な言葉を投げて了えば。



堰を切った様に。

彼女の想いは、
溢れて来るだろう。













互いの言葉や、
其の想いを、
交換して居る以上は。

感知した想いを、
返す責務が、
俺には存在するけれど。



溢れた想いに、
直面出来る立場に。

俺は立てないから。









 「ごめんなさい。」
 「頼りにしてしまってます。」

 「へいへい。」


少し神妙そうに、
受話器の向こうが口を開く迄。

只静かに、
待って居たんだ。


















引っ越しの。

既存の繋がりに、
別離を突き付ける為の、
引っ越しの。


其の期日を、
知らせる為だけに。









 「時間ある時、電話下さい。」
 「明日でも良いから。」



そんな文を、
書けるのだろうか。
07月23日(金)
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