ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■隣に映るのは嫌いな雄ですか
其の不安を、
理解出来ぬ訳では、
無いけれど。

俺には、
遠ざける事など、
容易な時ばかりであった。




現実に。

其の状態を、
目の当たりにした上に。


更には。

避ける事も出来ず、
何年間も、
苦しみ続けて来たのだろうから。



其の重量は。

比較にならぬ程、
重い筈だ。













存在自体を、
許せぬ男。

存在自体に、
嫌悪感を隠せぬ男。




昇華、
いや退化した、
其の存在を。

自宅の中に、
自身の隣に、
置き続けて来たとすれば。




其処に棲む、
極度の精神状態も。

既知の物で。









自身の視界に、
其の物体を入れる事は。


想像ですら。

十二分に、
自身を致命傷へと誘うのだろう。













姫は。

既に一度、
其の存在を視てしまったから。











 「もし小坊主を嫌いになったら。」

 「ん?」

 「隣に居るのが嫌な男だったら。」
 「ぞっとするよね。」



そう言いながら。






其処に俺が陥る事の、
悍ましさを、
過敏に感知して。

震える程、
怯えるのかな。





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References
 May.11 2004, 「何方に在った重荷ですか」
 May.08 2004, 「知らないふりは許されますか」
 Jul.27 2003, 「対等の土俵に登れますか」
06月07日(月)
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