ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■次は其処に名を載せても良いですか
如何に、
物理的な距離が、
離れて居ようとも。

何れ程、
精神的な距離ですら、
乖離して居ようと。


形として、
残存する事実を。




決して、
俺の眼前に現れた事の無い、
其の繋がりが。

形式として、
残存して居るのだと。





初めて、
現実的に認識したのは。

其の紙だったから。















 「区役所にいるよ。」
 「婚姻届もらいに来たの。」


冗談で始まる、
姫の、
其の文は。



 「婚姻届もらいに来たの。」
 「だったら幸せなんだけどね。」


其の二行を。

俺に伝えたいと、
想って居たのだろうけれど。






俺は。













 「だったら幸せなんだけどね。」
 「国民健康保険の用事だよ(笑)」


此の二行が。

十二分に幸せを内包すると、
想ってしまうのだ。














新たに。

姫の名が、
筆頭に記された、
保険証。




 「ほら。」


姫は。

報告の為に、
其れを魅せたのかも知れないけれど。














報告ににやけた、
俺の想いを。

悟られなかったか、
少し不安だ。
05月28日(金)
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