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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■本当に寄り添うための刻ですか
出掛けの喧噪。
毎朝繰り返される、
忙しない刻。
加えて。
共有の時間を、
手放せずに。
限界迄、
傍に寄り添うから。
余計に、
喧噪が増加する。
其れでも。
二人が、
寄り添いたいと願うなら、
構わないけれど。
姫の理由は、
其処に無いのだ。
「行かなきゃ。」
「もう五分待って。」
「もう行かなきゃ。」
「嫌だ、五分だけ。」
今朝も、
姫は駄々を捏ねる。
僅か数分で。
姫は、
戦闘態勢に入れるから。
貴重な、
もう五分は。
愛では無く、
所詮、
悪戯の口付けに、
費やされるだけなんだね。
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References
May.17 2004, 「何の為の化粧ですか」
05月26日(水)
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