ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■過ちは素直に認めませんか
其の姿も、
其の形も、
其の色も。

其の感触や、
其の大きさ迄も。

想い描いた対象とは、
大きな違いが在ると言うのに。



間違える物なのだろうか。




例え後々、
笑い話になろうとも。

相手の想いを削り、
相手の想いを消費させる。


今其れは、
他の雄に向けられた過ちに、
他ならないのだ。








枕に其の頭部を乗せ、
此方を向き、
心地好さそうに眠る、
雄の姿。



朝の気怠さの中。

寝ぼけ眼で、
自身の隣に眠る想いを、
求めるのは。


自然な事かも知れないけれど。











嬉しそうに報告などせず、
もう少し、
反省をしたらどうだろうか。



 「其の雄。」
 「姫に腕枕とかしてないだろうな?」


 「腕枕?」
 「私、小坊主と間違えて抱きしめちゃった♪」
 「ふわふわしてたんだよ♪」



相手を間違えた姫の行為は、
あくまで過失なのだから。












其の雄の振る舞いには、
何の責任も、
問えないのかも知れないけれど。



 「にゃぁ。」



迷惑そうに鳴くならば。

猫の分際で、
俺の真似をする事など、
止めれば良いじゃないか。












早起きで、
三文以上損した気がするのは。

俺だけか?





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References
 Apr.10 2004, 「対抗すべき脅威の対象でしょうか」
 Feb.19 2004, 「至福の時間を奪うのですか」
05月04日(火)
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