ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■配慮は足せぬ事情でしょうか
想いが、
何処に在ろうと。
想いが、
どれ程膨らもうと。
其処には、
限りが存在し得る。
其処には、
想いを上回る存在が在る。
事情。
其れ故、
其の事情が、
想いを妨げぬように。
振り翳さずに済む事情なら、
其の存在を、
表出させずに蓋をする。
或いは、
自身の事情を、
相手に強要する代わりに。
最大限の配慮を、
其の相手に贈る必要が、
在るのではないか。
疑念と不安から。
姫が俺に、
ぶつけた想い。
「どうせ外では。」
「私の存在は話せないんでしょう?」
姫の事情を鑑みた振る舞いは、
不必要ならばと。
以来、
姫の話を俺が外で話す時にも。
彼女と言う言葉を、
使い始めた。
けれども。
あの時、
姫自身がどの様に感じて、
どれ程傷付いたか。
そんな事など、
とっくに忘れてしまったんだ。
「私の知り合いがね・・・」
姫の職場では、
俺は彼氏では無い。
ほら。
姫は話せないんでしょう?
俺の存在は、
公式な場所には話せないんでしょう?
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References
Apr.11 2004, 「比べれば明確に失格ではないのですか」
Mar.12 2004, 「都合の良い状態が必要ですか」
04月16日(金)
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