ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■前科を消す術が在りますか
二人の其の間に横たわるのが、
一つの状況でも。


其処から決定される、
二人の関係は。

決して、
一つに定められる物では無い。




一つの事柄が。

自身に強烈な不安感を、
与えた続ける物だとしても。


或る側面からは。

逆に相手に、
拭えぬ脅威を与える物。








崩れ掛けて居るにも拘わらず。

其の背後に在る礎を、
姫が一向に外す気配を見せぬ事に。


俺は不安感を消せないけれど。


自身の不安など、
不安の内に入らない。







俺が姫に、
何れ程の想いを注いでも。






 「離れちゃう?」

 「ん?」

 「私が一人になったら。」
 「前みたく離れちゃう?」



俺の前科が。

姫の奥底で、
消える事は無いのだから。














今度はちゃんと、
傍で見て居るから。

逃げずに。




そう想い続けて、
自身を奮わせ続けるしか。


前科を消し去る手段など、
無いんだよね。





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References
 Mar.12 2004, 「都合の良い状態が必要ですか」
 Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
 Jun.27 2002, 「まだ遠慮が必要なのですか」
 Jun.25 2002, 「支える資格がありますか」
03月17日(水)
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