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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■交えられぬ違いなのでしょうか
同一の物は、
世に二つとして存在しない。


差異で、
自と他を認識し。

差異に、
自と他の境界を求め。

差異を、
自と他で交流し。

差異が、
自と他の継ぎの世を、
贈り出す。





其れ故に。

差異を求め、
差異に惚れたのに。











意識しなくとも、
浮き彫りに生る差異。

言葉を交わし、
議論を繰り返し、
物事に対する思考回路を交換すればする程、
叩き出される差異。



そして其れは、
相手が常に心に留め、
不安の種として居る差異だから。













 「違う人と付き合えば良いでしょ!」
 「同世代の人と付き合えば良いでしょ!!」





歳の差。








奴は彼女に、
決して同世代など求めて居なくとも。

彼女は其処に鉛球を縛り付けて、
真っ向から否定する。








 「彼女に異見は言えないんだよ。」
 「言えばその度に傷付けるんだよ。」


惑う奴に言える事は。










差異を感じさせない異見を、
必死で探すか。

差異を包み込む想いを、
手に入れるか。



未だ為すべき事は残されて居ると、
再認識させる事だけなのかな。





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References
 Jan.11 2004, 「親子の前に築ける絆でしょうか」
01月18日(日)
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