ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■偽りの返信でしょうか
満ちて居た水海が、
翌日には完全に干上がり。


其の後、
其処にどれ程水を注ごうと。

全てが地に浸み込んで、
全く反応が無くなったから。



突然の環境の変化か。
突如の心変わりか。

何れにせよ、
自分の存在を消す理由を要したと、
自身に理解させた。





年明け早々に。

半年振りに突如届いた、
近況を欲する文。




満ちた潮が、
徐々に徐々に干潮へ向かったのなら。

流れの変化を思い、
此れ程の惑いを感知する事は、
無いのかも知れない。










あの子も見た事の在る、
俺の甥の事。

あの子と共通の友人が、
俺の街を訪れ、
一緒にあの子の話をした事。


素直な近況報告と。






貴女は恐らく、
元気な事。

俺の想いは、
恐らく破れた事。


話さぬ近況報告と。









 「今度はウチとデートね!」

 「へいへい。」





俺との交流を断つ故に、
文を絶った訳では無い事を知り、
安堵感に覆われつつ。

あの子が文を寄越した理由を、
何時に無く警戒して。








ほんの少し、
嘘を含んだ文を返した。




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References
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」
01月14日(水)
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