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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■酒精に強い人では無かったですか
自身の夢と、
其の夢を破壊し兼ね無い、
相手の行為。

二度の堕胎を、
過去の相手に強いて、
猶も責任感の無い言葉を続ける相手に、
愛想を尽かし。


 「子供ですよね。」
 「最悪ですよね。」


酒精の勢いに身体を委ね、
愚痴を並べ。




旧知の友人の優しい言葉に、
誘われる様に。

遙か彼方に住まう友を、
訪ね、
抱かれ。


 「やっぱり遠距離は無理です。」
 「私には。」


酒精の勢いに逆らうかの様に、
冷静に言葉を選ぶ。










特急の車内で、
頬をほんのり赤らめて。

大っぴらには出来ぬ内容の話を、
お互いに交わした時間は。


案外楽しい時間帯だったけれど。











 「小坊主さんがフリーだったら良かったのに。」


御嬢が。

小用に向かい席を立つ寸前に、
耳元で残した言葉は。




酔いに任せた、
何時もの冗談だろうか。






其れとも。

例え俺と御嬢がどんな選択をしても、
半年後は遠距離になると、
認識した上で。




口にした本音か。





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References
 Oct.13 2003, 「何番目の貝殻代わりですか」
11月10日(月)
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