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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■相手の為に腹が切れますか
発つ前の、
澱み荒んだ空気。
其の濁り加減を知りつつ、
もう一度、
無理矢理足を突っ込んだ。
避けて通れば、
無事に戻って得られた喜びに飲まれ、
抜け出せないから。
其の負の力を理解しつつ、
もう一度、
無理矢理足を突っ込んだ。
前進の為に。
「貴女をどんな人か理解して。」
「貴女とずっと側に居られる様に努力してるつもり。」
俺が口にした一言は、
自身が振り返る事を禁忌に陥らした、
覚悟の一言。
「今までの自分を思い返してた。」
「目が覚めた感じです。」
そして貴女が返した一言は、
互いが後退する事を禁忌と縛り付けた、
覚悟の一言。
一度口に出した事は、
其の後に変更出来たとしても。
一度口に出した事実は、
二人の間で消える事は無い。
「今ね自分が変われるって気がする。」
「頑張れる気がする。」
俺に言い切った貴女は。
そして貴女に言わせた、
俺自身も。
一方向に突き進む流れに、
身を沈めたからには。
どんな想いが其処に在っても。
課した課題を成さねば、
敗れ去るのみ。
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References
Jul.04 2002, 「努力を続けて行けますか」
07月17日(木)
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