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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■飛行機雲に気が付きましたか
風が吹けば良いと願った。
強く強く、
風が吹けば良いと願った。
偏西風の勢いが、
力を増せば増す程に。
俺は長く、
貴女の側に留まる事が出来るから。
一週間程前。
そんな想いは、
多量の空気を噴き出しながら空を飛ぶ化け物に、
あっさりと引き裂かれたけれど。
風が吹けば良いと想った。
強く強く、
風が吹けば良いと想った。
偏西風の勢いが、
力を増せば増す程に。
俺は速く、
貴女の側に戻る事が出来るから。
今の今は。
そんな想いを、
多量の空気を噴き出しながら空を飛ぶ化け物が、
叶えてくれるのかも知れない。
「ただいま。」
機上から贈った想いは、
貴女の真上を通過する時に贈った想いは。
貴女に届いたのだろうか。
まさかな。
伝票に囲まれて、
きっと其れどころでは無かったよな。
俺の想いは、
一日の終わりに感じてくれれば、
其れで良いんだ。
07月14日(月)
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