ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■人を舐めてやしませんか
友との旅行を優先した処で、
何の問題も無い。


例え先約を優先出来ない、
いや先約を優先しないとしても。

其れを俺が怒る事は、
そもそも筋違いの行為であり、
権利も義務も無いのだ。








 「怒ってる?」
 「会ってくれる?」


既に俺と交わしていた筈の約束を、
反故にしてしまった罪悪感と。

格好の息抜き相手であり、
良き相談相手から、
突き放されるかも知れないと言う恐怖感。


そして。

この程度の行為では、
決して嫌われないであろうと言う、
女の勘。






 「お茶した時にでも詳しく聞かせてよ。」

 「うん。会った時に詳しく話すね。」



過去に吐いてしまった言葉が、
俺と君と、
互いの記憶に在る以上。

会わないと言う選択肢を選んだ時点で、
確かに八方塞に陥るけれど。












でもな。









相手の行為一つ一つを、
観察し、
評価し、
順位付けて行くのは。

雌に限った事では無いと、
理解した方が良い。





雄は決して、
心の内を行動として表面化させないけれど。
06月15日(日)
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