ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■弱音の吐き合いなのでしょうか
俺は何を答えたか、
良く覚えていなかった。



暫くの時を経て、
妙な違和感を覚えて、
初めて其の事実に気が付いた。

貴女から届いた文を見て、
初めて其の事実に気が付いた。


 「困ったちゃんの相手もしなきゃいけないし。」
 「困らせない様に気を付けるから頑張って!」


何の脈絡も無く、
突然湧いた言葉達。

貴女の振る舞いが困るなどと、
口にした覚えは無いのに。











無意識の弱音。


 「頑張りたく無い。」


貴女から届く定時便に対して、
馬鹿正直な弱音を俺が吐いたから。


貴女は自分の身を、
そっと俺の視界から消そうとした。

俺の負担にならぬ様に、
固まった儘動かぬように身を潜めた。











けれども。

どちらが大切か、
俺はどちらを望む男か、
既に貴女は理解している筈だ。



貴女が俺を欲した時は、
少しで良いから動いて欲しい。

そう願っている事を、
既に貴女は理解している筈なのだ。



だから貴女は動くんだ。















 「ごめん。」
 「愚痴っちゃった。」



謝罪は必要無いよ。

貴女の愚痴は、
俺の活力だって知ってるでしょ。



だから、
時々俺の弱音にも付き合って。

其れは決して、
貴女の活力では無いけれど。
05月25日(日)
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