ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■今度話しても良いですか
一度破壊した形を、
全く同じ物として修復する事は、
人類には不可能だろうか。
其処に在る歴史や、
其処に漂う感情が、
以前と同一であろう筈は無い。
一度破壊した形を、
全く同じ物として修復しようとする事自体が、
既に過ちなのかも知れない。
一度破綻した形を、
全く同じ物として修復する事は、
人類には不可能だろうか。
一度破綻した形を、
例え違う人と共に修復する作業でも、
苦痛だと想わないだろうか。
一度壊れた理想や、
一度壊れた想い。
俺らはその重みを理解して、
相手の持つ想いを理解して、
初めて対等に、
二人の歩む道を考える土俵に、
二人で上がれるんだ。
手を繋いで。
きっと奴の彼女は、
結婚に対する想いが大きくて、
其処から離れられないんだ。
一緒に居続けたいと結婚したいが、
以前までは同じだったけれど。
彼女は違う形を見てしまったから、
持っていた形を壊したんだ。
「未だ足りないんだよ。」
「足りないのか。」
彼女に充分届いていたとしても、
奴の想いは未だ足りない。
俺の想いは足りているだろうか。
貴女との道を話した事は、
そんなに無いよね。
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References
Jan.29 2003, 「何を言えれば良かったですか」
Mar.07 2003, 「不安を口にする権利が有るか」
03月26日(水)
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