ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■気持ちを薄めて行けますか
アイツは何故、
この日を選んだのだろう。

年賀の便りを何故、
この日に届けたのだろう。



偶然か。
思い過ごしか。

それとも意図的か。




 「明けましておめでとう」




少なくともこの言葉で、
アイツの事を思い浮かべた。

少なくともアイツの言葉で、
俺は訳を探った。





アイツと最後に会ってから、
丁度一年。

俺がその事を認識した時に、
アイツの目的は、
充分達成されたのだろうか。















何の躊躇も無く、
年始の挨拶を返信した。

何の躊躇も無く、
振り切った事を自覚出来た。




 「おめでとう」
 「忙しいながらも楽しく過ごせています」




元彼女としてアイツを扱い続ける事。
もう過去だと書き続ける事。

拒絶ではなく、
これが正解だと信じていたい。
01月04日(土)
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