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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■気持ちを薄めて行けますか
アイツは何故、
この日を選んだのだろう。
年賀の便りを何故、
この日に届けたのだろう。
偶然か。
思い過ごしか。
それとも意図的か。
「明けましておめでとう」
少なくともこの言葉で、
アイツの事を思い浮かべた。
少なくともアイツの言葉で、
俺は訳を探った。
アイツと最後に会ってから、
丁度一年。
俺がその事を認識した時に、
アイツの目的は、
充分達成されたのだろうか。
何の躊躇も無く、
年始の挨拶を返信した。
何の躊躇も無く、
振り切った事を自覚出来た。
「おめでとう」
「忙しいながらも楽しく過ごせています」
元彼女としてアイツを扱い続ける事。
もう過去だと書き続ける事。
拒絶ではなく、
これが正解だと信じていたい。
01月04日(土)
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