ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何も考えずに逢えませんか
貴女と逢う時は、
いつも波乱が抱き合わせだったから。

貴女と逢う時に、
逢う事だけに集中出来た事など、
お互い一度も無いのだから。


「秘密」
「時間」
「旦那」
「アイツ」
「天候」
「小さな彼」


二人に課せられた、
二人を引き離す要因。

不安感や焦燥感や圧迫感や威圧感で、
貴女だってきっと、
休まる時が無かった筈だから。




だから少しだけで良い。

何も考える事無く、
貴女と向かい逢う時が欲しいんだ。












お互いが逢う為に、
二人の関係を続ける為に吐いた嘘。

それが原因で、
俺は妻子がある架空の不倫相手と認識されている事。


嘘の為に生まれた貴女の母親の不信感と、
その為に得られない協力。





 「小さな彼を預けられないかも・・・」





貴女を選んだ時点で、
生まれる事は決まっていた。

乗り越えなければならない壁だけれど。
溶かさなければならない気持ちだけれど。





そんな物は糞喰らえと思ったけれど。

逢えないかも知れないと言う隠し味を混ぜて出されると、
重くて消化し切れない。
12月01日(日)
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