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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■まだ秘密の存在ですか
予想だにしていなかった貴女の言葉に、
言い様の無い虚脱感を感じた。
俺の全身が機能を停止した音が聞こえた。
「友達に送ったメールの小坊主は、現実の小坊主?」
「架空の小坊主?」
「どっちが良いの?」
俺が少しずつ進めて来た道は、
貴女と一緒に進んで来た道は、
本当はただの自己欺瞞で、
結局俺が一人で突っ走っただけの道。
俺の言葉は貴女に届いていない。
俺の想いも貴女に伝わってない。
俺の覚悟も貴女は感じていない。
「お互い先を考えて・・・」
「子供にも会わせて・・・」
そんな事まで話し合った相手も、
仲間内には話せない相手。
隠しておきたい相手。
だったら、
好きなだけ言い訳を重ねれば良い。
重なった嘘が絡みに絡まって身動き出来なくなった時は、
俺を架空の世界に閉じ込める。
そうすれば貴女は平気なんだから。
08月25日(日)
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