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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「ゴールデンボウル」について・4
「十面埋伏(Lovers)」の撮影が18日に重慶の永川に移り、
マスコミも大挙して追いかけているため、トラブル続発。
また、アニタ・ムイの去就など、連日のようにニュースが出ていますが、
マスコミとのいざこざは、あまり興味がないし、
アニタ関係も、次の日にはニュアンスの違う記事が出たりするので、
もう少しはっきりしてから、取り組んでみたいと思います。

金城武とアンディも追っかけて永川に行く(行った)ようで、
マスコミがこれだけ多いと、その内、姿が報道されるかもしれません。
記者会見もまだ先になりそうで、でも、私は
彼が元気になってから、ゆっくり姿を現してくれればいいと思っています。
(最近の怪我報道で、すっかり動揺してしまいまして……)

「向左走、向右走」関係では、最近DVDとVCDが発売され、
その関係で、台湾の星報に、
この映画は、台湾で、今年後半、最もヒットした中国語映画であり、
かつて大ヒットした「君のいた永遠」の興行成績を抜いた、
と書かれてありました。(^^)

また飛び飛びになっていますが、
「ゴールデンボウル」についての文章、多分これが最後です。

金城武&黒木瞳の天真爛漫〜「ゴールデンボウル」

これは名脚本家野島伸司の新作であり、
「フードファイト」と「世紀末の詩」のミックスされたものであって、
セリフにしろコメディ要素にしろ、またオールディーズの多用、思想の表現……
すべて野島色がかなり濃いものの、全体にあまり病的なあざとさはなく、
非常に温かみがあり、気楽に見られる。
全体のトーンは天真爛漫な明るさである。

(野島伸司は「フードファイト」の脚本は書いていないが、
原案の企画を手がけ、フードチャンプを賭けた対戦を中心軸にするというのは、
つまり野島の構想である)

ボウリングを題材に、毎回ボウリング場の存廃にかかわる対決が行なわれるとはいえ、
「フードファイト」では勝つために、ともすれば死ぬほど食べることになりがちで、
ごちそうを食べるのに苦しんだり、気持ち悪くなったりを免れないのに比べ、
「ゴールデンボウル」での対戦は、明らかに観賞に価するものになっている。
少なくとも気持ちよく見られる。
しかも、金城武の投球ポーズはまるでカッコよさの極致であり、素敵といったらない。
このドラマは、ボウリングをただ雰囲気作りだけに
使っているのではないことも言っておくべきだろう。
毎回の対戦の最後のカギを握るものとして、
いつも超難度テクニックのお手本が示される。
その妙技に、見る者は目を見張り、驚きの声が湧き起こる。

主役である金城武と黒木瞳は、非常に新鮮なペアだ。
この年齢差の組み合わせが実に絶妙で、好印象だ。
金城武演ずる芥川は、証券会社の貴公子=B
退社後、ゴールデンボウルでボウリングをし、ストレスを発散する。
黒木瞳の佐倉瞳は平凡な主婦だ。
いつも買い物帰りの時間を利用してボウリング場に来て、寂しさを紛らしている。
幸せの裏では、夫の浮気があり、ある。
彼女の人生観は芥川と知り合って後、変化が訪れ、
一幕の天真爛漫な掛け合いが始まるのである。

芥川と佐倉瞳はボウリング仲間であると同時に、お隣同士でもあった。
2人ともボウリングの名手であるだけでなく、
偶然にも芥川の恋人が同じ「ひとみ」という名前であり、
その縁が、彼らに、より親近感と理解を深めさせた。
2人の関係は非常に微妙で面白い。
2人の年を越えた友情と心の交流が、このドラマの一大ポイントである。
2人のウイットに富む会話は、まさに典型的「野島語録」である。

金城武は実にかっこいい! 性格も、かっこうも、髪型もかっこいい。
背広にネクタイ姿は相変わらず素敵だし、
もっと凄いのは、投球のスタイルで、物凄いカッコよさだ! 
このドラマの金城武は、誰にでも当たりのよい人物で、
カッコイイだけでなく、お笑いも嫌がらず、好感度満点である。

黒木瞳は滅多に見られないかわいさ≠見せる。

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12月20日(土)
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