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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「十面埋伏」とアニタ・ムイ@(新聞晨報)
「全然スターぶったところがありませんでした。
江志強が私達を紹介すると、アニタ・ムイはあわててチャン・イーモウと握手し、
『よく存じています。あなたの作品は素晴らしくて、私は大好きです』と言いました」
張偉平は、そう語る。
「よけいなあいさつは抜きで、アニタ・ムイは、
先に大事な仕事を片付けましょうと言いました。
そこで、私達は脚本の話に入り、アニタは監督に自分の考えを伝えました。
役柄にはほぼ満足ということで、彼女は『十面埋伏』への出演を即答し、
出演報酬や待遇については、全然気にしませんでした」

交渉が成立した後、4人はホテルのレストランで夕食をとった。
アニタは少ししか食べず、よく話したと、張偉平は言う。

「彼女は、天性楽観的で明るいタイプで、他人によく心を開く人でした。
食事の席で、私達は香港の芸能界のことについてかなり話をしましたが、
アニタ・ムイは他の人のプライバシーに注意を払い、
人の品定めもせず、批評はいつも良い面を見ようとするものでした」

映画の製作部がアニタ・ムイと2度目に香港で会ったのは、
新型肺炎の流行していた時期のことだ。
このときは、チャン・イーモウと江志強の2人だけだった。

戻ってきて、2人は張偉平に語った。、
アニタ・ムイはレスリー・チャンの死で非常に憔悴している、
だが、それでもまるで勇士のように、芸能界を団結させ、
「1:99音楽会」(5月25日。新型肺炎SARSで親を失った子どもの
育英資金募集のためのチャリティ・コンサート)を
先頭に立って開催させたのだ、と。
チャン・イーモウは「断固とした闘士」という言葉で、
当時のアニタ・ムイを形容した。
そして、彼女が出演する「十面埋伏」の、
最終的詳細が基本的に確定した。   (続く)


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BBS  22:40

01月07日(水)
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