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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■台北で観た「向左走、向右走」
色々な意見はあるようですが、私は、奥深いところも持ちながら、平易で、
楽しませてくれ、後味のよい、人にプラスの気持ちを与えてくれる映画だと思いました。
そして、回を重ねるほど、好きになっていくし、楽しめるのに気がつきました。
ワーナーの周到な戦略の上に製作された映画ですから、
当然日本公開も射程に入れているでしょうし(主眼は大陸かなとも思いますが)、
いずれはきちんとした形で公開されるでしょうけれど、
本当に1日も早く日本で見られますように。

武君は、自然にファンタジーの主人公になっていて、
本人は演技に苦労したと言っているけれど、いつものように、そういう感じを与えません。
1ヶ所、普通なら、ともすれば誇張した表現になりかねないシーンで、
彼はほとんど表情を動かさず、しかし、心中の動きはありありとわかって、
うまいなあと思うところがありました。
その彼の表情を見て、観客はどっと大笑いするんです。
すごく自然で、こういう場面だったら、
実際に人はこんな表情になるんだろうなと思わせて、しかも笑いを誘う。
うまさをうまさとして出さず、地でやっているように見せて、
でも作品全体にしっとりとはまりこんでいる、それはこの作品でも健在です。

ビジュアル的にも、普通の人なんだけど、とってもきれい、
普通なんだけと、どこかちょっと違う、そんな感じをうまく漂わせて、
彼を見ているだけでもお金を払う価値はあります。
ジジも素朴な感じが上手く出て、同じようにファンタジー世界にはまって、
2人のコンビは正解と思いました。

もうごらんになられた画像と思いますが、ワーナーの看板と、
微風広場の地下の紀伊国屋書店で遭遇したVOGUEの展示です。
こういう場所で写真を撮るのは恥ずかしかったので、1枚だけ、パシャリと撮りました。
(Clickすると少し大きくなります)






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10月06日(月)
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