ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■ピンチ!
社用の携帯が鳴ったので、出てみると本部長でした。上司を二人も飛び越してくるからには、どうせロクでもないことに違いありません。
「韓国へ行ってくれ」
ああ、やっぱり。
今週、韓国からの事案が二つあったのに、他を優先させて後回しにしたのがいけなかったのか。業を煮やした韓国人たちが人身御供を要求したようです。
「行ってもかまいませんが(いや行きたくないけど)、身柄を拉致られると他の件が止まります。今日中に解決を送りますから、それで韓国人たちが納得しなかったらにしてください」
というわけで、行く・行かないの結論は来週に持ち越しです。
本音は面倒だから行きたくないだけの話ですけど。
「ところで、パスポートの期限は大丈夫か?」
「あと2年残ってます・・・あっ!」
「何だ?」
「今年名字が変わったので、パスポートが無効です」
(へっへっへ、再取得には最低6日間必要だから、少なくとも来週の出張はこれでなくなった。あとは来週末まで逃げ切れば年末年始の休み、来年になれば風向きも変わるだろう)
それにしても、再取得の費用は会社に出してもらおうかな・・・などと甘いことを考えていると、本部長からのメールが着信しました。
「旧姓で飛行機のチケットを取ってください」
くそ、その手があったか。
追いつめられるひいらぎであった。
日付が変わって、今日(土曜ね)はスポンシーの恐れの表を聞いていました。前回は恨みの表を聞いたのですが、これは過去まで遡っての表になりました。対して恐れの表は現在の人間関係が中心で、過去のものはありません。これは、過去の恐れの中で恨みに転化したものが、現在まで残って恨みの表に載り、転化されずに去った恐れは時間とともに忘却された、ということかもしれない、という話を二人でしました。
ステップ5の相手をするといつもそうですが、脳みそが疲れました(仕事よりも)。
12月11日(金)
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