ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■よくわからない
異常な飲酒をするようになってから、もう20年は経ちます。その数年後には、世間様の誰が見てもアル中になっていました。11年前に初めて精神病院に入り、8年前に初めてAAのミーティングに出ています。(年数については若干誤差があるかもしれないですけど)。それからいったんAAから離れて、また戻ってきたわけです。
飲まないアルコホリックに出会った人数も、100人を超えるでしょう。(イベントで見ただけという人数ならもっと多いでしょうけど)。一方、一緒に入院したり、病院メッセージで話をきいた人の数も、かなり多いわけです。千人はいっていないと思うけど、百人の桁のストーリーを聞いてきました。
それで、アルコホリズム(依存症)に関して「何かわかったのか」ときかれると、何も分かっていない自分がいます。「たいていは〜である」という考えを抱いても、必ずいつかはその仮説を逸脱する患者さんに出会ってしまいます。
結局のところ、僕に分かっているのは、自分自身の過去の経験と、「どう感じたか」という言葉ではなく肌で感じる部分での「何か」しかないのです。たしかに人の苦しみについては(少しは)よく分かるようになったです。でも、それでカウンセラーやセラピストになれるわけじゃありません。結局アマチュアであり、ひとりの普通のAAメンバーに過ぎないのです。
02月03日(月)
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