ID:19200
たったひとつの冴えないやりかた
by アル中のひいらぎ
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■アラノンのメンバー調査
最近日本国内の家族プログラムにちょっぴり関心を持っているのですが、国内の家族プログラムっていうのは、「依存症者に酒や薬やギャンブルを止めてもらうために、家族が勉強する」教室になっています。そしてそこに家族が行くと、本人がやめてくれないのは、家族が共依存だからであり、イネイブリングをしているからであり、手放せないからであると責められてしまいます。それが公的機関や病院のやっている家族教室の実態です。
本人に止めさせるためという観点を離れ、やめてくれようがくれまいが、家族そのもののケアをする、という家族プログラムが日本にどれだけあるのでしょう。
最後に、2006年のサーヴェイによれば、4割のメンバーはいったんはアラノンを離れた経験を持ちますが、平均4.2年後に戻ってきています。相互援助(自助)グループとして、いったんやめてしまったメンバーが戻ってきやすい環境が必要なのでしょう。
10月19日(水)
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