ID:18989
あごあごしい日々
by やくに
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■+終わってしまうと云うこと+
さて、鈴鹿帰ってきたら
案の定体調が崩れてきましたよ(笑)

現地では有り得ない程元気で
本当に5ヶ月ぶりに身体の痛みが消え
楽しく過ごせていたワケなのですが(;´Д`)

それは鈴鹿特需であった様でι
また、両親と会話するのがやっととか
そんな日々に戻っちゃうのかもしれない。

てな不安を抱えてるので(泣)
身体が落ち着くまで
ちょっと休ませて頂きますです…

◆◆◆

2006年の鈴鹿を終わって
沢山・沢山思うことがあります。

決勝が終わった後、
私たちは、顔を見合わせて呟きました。

「私、アゴヲタ失格かも知れないけど」
「全然悔しくも悲しくもないんだよね…」

これが本当の気持ちでした。

勝てた・勝っていたミハエルが
エンジンブローしたからと言って

アロンソのブロウを願ったり
マシントラブルを願ったり
そんな事を望むことすら出来なかった。

それが私のアゴヲタとしての
鈴鹿で出した答えだったと思っています。

◆◆◆

今回、鈴鹿でうちわを配った為
色々な方とお話しする機会に恵まれて。
ミハエルを想い、行動して
遭遇したり・見かけたり・出待ちしたり
な〜んてラッキー体験をした方の話を
沢山伺うことが出来たのですが。

聞く話、聞く話が凄かった。
ミハエル・シューマッハいい人伝説(笑)

凄い輝く様なニコニコ笑顔で
手を振ってくれたとか
わざわざFanの方に寄ってきたとか、
↓でも書きました通り
サインしてくれた+お礼の言葉とか
車でサーキット入りした時に
道路でFanに囲まれても
クラクションも鳴らさずに
スペースが空くのを待ってたとか

誰に聞いても
「ニッコリ手を振ってくれた」
何処で逢っても
「笑って返してくれた」
そんな話しか、聞こえてこなかった。

去年までのミハエルは
こんな人ではありませんでした。

今は無きF1雑誌に、その昔

ミハエルは、見知らぬ他人に
身体をいきなり触られることが
大嫌いで、Fanにそれをやられると
邪険に扱ってしまう。だが、その後
見知らぬ人を邪険に扱ってしまった
自分に凹んでしまう。
(だから反応しない/スルーを学んだ)

みたいなことが書かれていて。

この人、大有名人なのに
物の考え方が小市民だよなぁ…。
本当に普通の人と感覚が同じままだ!!!!
と、弱ったことが有るのですが(笑)

ミハエルは鈴鹿で…
そうすることすら辞めていました。

◆◆◆

エンジンブローが起こった時、
直後には多少の無念さが見えてたけど。

ミハエルはマーシャルにも紳士で。
デグナー付近の観客に手を振り
クルーを1人1人抱きしめて
首脳陣も、1人1人抱きしめていた。
何もかも悟った様な落ち着いた眼差しで。

チャンピオンシップを争ってて
ポイント差無しの、トップ。
とても緊迫した戦いの筈なのに

ミハエルはもう、怒りを表さない。
悔しさも滲ませない。

世界一の負けず嫌いは
絶対にレース中に…
少なくともブロー直後に…
そんな態度は出来なかった。
出来ない人だった。

あれはもう、私の知っている
数々の勝利をおさめたF1ドライバー
ミハエル・シューマッハではない。

彼はイタリアGPの後に
F1ドライバーで有ることも止めたんだ。

勝つ為に自ら被った仮面を捨てて
私人 ミハエル・シューマッハに
戻ってしまっているんだな、と感じた。

ミハエルを語る美談の中に
マラネロの掃除のおばちゃんにも
優しく声をかけて気遣うってのが、有る。

コックピットから離れた
ミハエルを知る人は
『凄い気配りの出来る人』と彼を評す。

私はこっちの性格の方が
【ミハエルさんの本当の性格】
だと思ってまして…
それが勝つ為に・勝ちたいが為に
テンパるから、問題を起こすんだ!!!!
なんて思っていたりするんですが…。

鈴鹿のミハエルは

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10月10日(火)
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