ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■節目、節目にあらず
ぼくはよく「節目」という言葉を使うのだが、その「節目」が「節目」であったためしがない。
というか、そういう時には、必ず何か新しいことが始まると、ぼくは思っているのだが、何も起きたことがないのだ。

例えば21世紀が始まる時に、ぼくはその「節目」を感じていた。
何かワクワクして、いいことがそこに待っているような気がしたものだ。
しかし、何のことはなかった。
ただ2000年12月31日が終わり、2001年の1月1日になっただけだった。
いつもと同じように、年越しそばを食べ、テレビを見ていただけだった。

例えば1999年7の月もそうだった。
ノストラダムスの予言通りなら、この世は終わる。
それなら、この世の終わりを見届けてやろうと思っていた。
ところが、いつまでたっても、恐怖の大王なんて降ってこない。
ただの暑い夏にすぎず、ぼくはいつもの夏と同じように、エアコンを売っていただけだった。

入学した日も、新学期も、終業式も、卒業した日も、誕生日も、成人の日も、就職した日も、退職した日も、はたまた結婚した日でさえも、ぼくが「節目」と思っている時には、何も起きなかった。
ただいつもと同じ一日が過ぎていっただけだった。

この先の予定だが、まず50歳になる日を「節目」と思っている。
あと半年である。
心の奥に「この日に、何かが待っている」と、期待している自分がいる。
しかし、これまで経験したとおりで、ただの一日で終わってしまうだろうか?
05月11日(金)
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