ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■ベッド
今日は何とか目を覚まさずに寝ることが出来た。
ただ、最初に寝付くまでが大変だった。
それは精神的なものではない。
嫁ブーの寝相だ。
ようやく心地よくなった頃に、嫁ブーの足がぼくの布団の上にドサッと乗ってきたのだ。
それでまた眠れなくなった。
しばらくしてまた眠気が差してきた頃だった。
今度は嫁ブーがこちらに体を向け、イビキをかき始めたのだ。
この女のイビキは強烈で、過去にも何度か睡眠を侵害されている。

このマンションに越してきた頃の話だが、ベッドを買い込んで6畳の洋間に置いた。
そのベッドで初めて寝た夜のことだった。
「ゴロゴロゴロ」と、突然カミナリのような大音響が聞こえてきた。
ぼくはビックリして飛び起き、あたりを見回してみた。
すると、嫁ブーがこちらにアホ面を向けてイビキをかいていたのだ。
Wベッドだから、布団を敷いて寝るよりも、二人の距離は近い。
その音響たるや、すごいものがあった。

翌日も同じ目にあった。
何日間か寝不足が続いたぼくは頭に来て、嫁ブーに、
「おい、これから和室で寝ようや」と言った。
「ベッドは寝にくいと?」
「おう、大変寝にくい」
ということで、その日ぼくと嫁ブーは和室で寝るようにした。
イビキは相変わらずだったが、嫁ブーと距離を置いたので、大音響も少しは緩和された。
それ以来、ぼくの家ではベッドを使わないようになったのだった。

さて、ここに来てまたイビキである。
これを打開するには、現在使ってないベッドを活用するしかない。
だが、ベッドは腰が痛くなるから嫌だ。
いっそ、嫁ブーだけベッドに寝させることにするか。
いくら大音響の嫁ブーのイビキといえども、洋室から和室までは届かないだろう。
12月14日(木)
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