ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
[221556hit]
■嫁ブーと猫
ぼくが猫好きであることは、この日記にも何度か書いたことがある。
とにかく猫を見つけると、思わず「チ、チ、チ」と舌を鳴らして呼んでしまう。
猫嫌いの嫁ブーはそれを聞くと、すぐに「呼びなさんな。来たらどうするんね」と言う。
だが、近寄ってくる猫はまれで、ほとんどの猫は立ち止まって振り向きはするものの、あとは知らん顔して去っていく。
先月だったか、嫁ブーと街を歩いていると、一匹の黒猫が道ばたに座っていた。
例のごとくぼくが舌を鳴らして呼ぶと、「ニャー」と言いながらノコノコとこちらに向かってきた。
すると嫁ブーは「キャー」と言って走って逃げた。
ぼくは何人かの猫嫌いを知っているが、走って逃げるのは嫁ブーぐらいだ。
嫁ブーは猫嫌いというより、猫恐怖症なのだろう。
しかし、何で猫が恐いのだろうか?
まあ、こういう恐怖症というのは、幼児体験の影響が大きいと言うが、嫁ブーの場合は、猫から被害に遭ったような経験はないらしいから、それが当てはまらない。
そこでぼくは、それを前世と結びつけている。
嫁ブーの顔は鳥に似ているのだが、おそらく前世は鳥そのものだったのだろう。
だから、猫が恐いのだ。
例えば、下のような写真を見ても怖がるのだから、よほど猫が恐いのだろう。
そういえば、7月に嫁ブーと食事に行った時に、食事の途中で嫁ブーが急にソワソワしだしたことがある。
「どうしたんか?」と聞くと、嫁ブーは「あれ」と言って、ぼくの後ろを指さした。
これが「あれ」である。
その店の飼い猫が、イスの上で気持ちよく寝ていたのだ。
嫁ブーはこれを見てから、まったく食事に手を付けなくなった。
そして、ぼくに「先に出とくけ」と言って、さっさと店を出ていったのだった。
こんなにかわいい猫の、どこがどう恐いのだろうか?
猫好きのぼくには、それがわからない。
10月11日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る