ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■鳩と戯れる 前編
もう気づいた方もおられると思うが、ついに素顔を公開することとなった。
今度は似顔絵や、目だけの写真ではなく、ちゃんと顔全体が写っている。
近郊の方は、これでしんたを探しやすくなったと思う。
もし、街で見かけたら、声をかけて下さい。
その素顔だが、『頑張る40代!』のトップのどこかに貼っている。
これは貴重な写真ですぞ!
ぜひ探し出して見て下さい。

さて、今日の出来事である。
午前中、倉庫にいる時だった。
突然ワン切り電話が入った。
誰だろうと見てみると、隣の部門のパートさんからだった。
ワン切りは、「戻ってこい」の合図である。
「何かあった」と直感したぼくは、急いで売場に帰った。

売場に戻ってみると、そこにはワン切りをかけたパートさんと虫捕り網を持った店長代理が立っていた。
もう一人いた。
うちの取引先の人だ。
少し離れたところに立っている。
3人とも同じ方向を見ている。
その視線の先に目をやると、そこには何と一羽の鳩がいるではないか。
店の中に紛れ込んできたらしい。

ぼくのいる店は時々こういうことがある。
山の近くなので、昆虫が特に多い。
夏時は、アゲハチョウやオニヤンマといった大きな昆虫が、優雅に店内を飛び回っている。
こういう時は捕まえて、外に出すことにしている。
ぼくは、小さい頃から昆虫捕りは得意なほうで、いつも素手で捕まえている。
しかも羽を傷つけないで捕るという、高度なテクニックまで持っている。
おそらく、ぼくに捕らえられた昆虫たちは感謝していることだろう。
ちなみに、昨年の成績は、オニヤンマ3匹、アゲハチョウ5匹だった。

雀やツバメといった小鳥も入ってくることがある。
もちろん鳥の場合、捕獲するのは昆虫のように簡単にはいかない。
そのため、いつも店から追い出す方法を選んでいる。
過去に2度そういうことがあったが、うまく店外に追い出すことが出来た。

さて、問題は鳩である。
ここまで大きな鳥は、入ってきたことがない。
さっそくぼくも追い出し作戦に参加した。
というより、ぼくが代理に取って代わった。
代理が持っていた網で捕獲を始めた。
しかし、うまくいかない。
昆虫用の網だから、網が小さすぎるのである。
何度か捕らえられそうになったが、やたら鳩の体を叩くばかりで、網の中に入ってくれない。
逃げ回ったあげくに、こちらの手の届かないところに隠れてしまった。
そこで、取引先の人に相談した。
「あそこから追い出すには、ゴム銃しかないやろね」と、ぼくは言った。
「ぼく、ゴム銃は得意でっせ」と、取引先の人は言った。
「じゃあ、ちゃんとあそこから追い出してよ」と、ぼくは輪ゴムを用意した。
05月12日(月)
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