ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■カバー
帰宅途中、ラジオからフランク永井の『君恋し』が流れてきた。
『亜麻色の髪の乙女』や『ひょっこりひょうたん島』と同じように、この歌もカバー曲だと言って紹介していた。
オリジナルは、昭和3年に二村定一という人が歌ったものだという。
フランク永井の歌が昭和36年だから、33年前の歌のカバーということになる。
そういえば、『亜麻色の髪の乙女』や『ひょっこりひょうたん島』も30年以上前の歌のカバーだ。
やはりカバー曲としてヒットするためには、30年の年月を要するのだろうか。

ということで、帰る道々、そのことを考えていたのだが、さすがに30年に満たない歌というのは、カバーしても、あまり新鮮みがない。
なぜなら、オリジナルを歌った人がいまだに現役として頑張っているからだ。
例えば『傷だらけのローラ』を他の人が歌っても、西城秀樹が現役である限り、インパクトに欠けるだろう。
また、現役でないとはいえ、山口百恵やキャンディーズが伝説である限り、他の人は『いい日旅立ち』や『春一番』で一発当ててやろうとは誰も思わないだろう。
もしくは亡くなった人の歌でも、美空ひばりくらいの大御所が歌った歌というのはカバーしにくいものだ。
どうしても比較されてしまう。
ひばりほどの天才が歌うのならともかくも、ただ歌がうまいというだけならヒットはしないだろう。
以前、ninjaというジャニーズのグループが、ひばりの『お祭りマンボ』を『お祭り忍者』としてカバーしていたことがあるが、あれは30年前以上の歌だったから出来たことだろう。
『愛燦々』や『川の流れのように』をカバーして一発狙ってやろうと思う人は、まずいないと思われる。


ということで、これからカバーしてヒットしそうな30年以上前の歌を探してみた。

『落ち葉の物語』
ザ・タイガースの名曲である。
タイガースといえば『花の首飾り』が定番になっているので、もはや世間では忘れられてた一曲となっているだろう。
この歌をバレンタインデーあたりに持ってきたらどうだろう。

『逢いたくて逢いたくて』
園まりの大ヒット曲。
以前、HIS(細野晴臣・忌野清志郎・坂本冬美)がカバーしていたが、残念ながらシングルカットされなかったようだ。
飽きのこない歌なので、いつカバーしてもヒットすると思うのだけど。

『ふりむかないで』
ザ・ピーナツ。
テクノが流行っていた頃ジューシーフルーツが、それから約10年後WINKが、この歌をカバーしていた。
この歌は文句の付けようがない。
そこそこ知られた歌だから、もし個性豊かな歌手が歌ったらミリオンセラー間違いなしだ。

『老人と子供のポルカ』
例の「ズビズバー、パパパヤー」である。
とはいえ、この歌を誰が歌ったらヒットするのだろうか。
左卜全のような、ヨボヨボしたじいさんが見あたらない。
ああ、大滝秀治がいい。
あの人に歌わせたら、ヒットするのではないだろうか。

『ブルーシャトウ』
この歌を、ジャッキー吉川とブルーコメッツにもう一度やってもらいたい。
ただし、歌詞を変えてだ。
そう、「森トンカツ、泉ニンニク…」でやってもらいたいのだ。
昨年、バラエティ番組で本人たちがやっていた。
これを見た時、ぼくは「ぜひCDにしてほしい」と思ったものだ。


ところで、今から30年前といえば、ぼくは高校1年である。
高校1年といえば、ぼくの中では、つい昨日のことだ。
振り返ってみると、実に短い年月である。
それ以上生きてきたから短く感じるのか、それとも実際に短いのか。
そのへんがよくわからない。
04月03日(木)
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