ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■飲み会 その1
今日は飲み会である。
今の店に移ってから、初めて早帰りをさせてもらった。
しかし、土曜日とはいえ、夕方の渋滞はひどいものだった。
普段20分もあれば、家に帰り着くのだが、今日は倍以上の50分もかかってしまった。
実際これがあるから、早帰りはしたくないのだ。
初めてとはいえ、これまでも何回か早帰りをするチャンスはあった。
「しんちゃん、今日早よ帰り」
と、何度か声をかけられたことはあるが、ぼくはそのつど断った。
理由は先に書いたとおり、夕方の渋滞が嫌いだからである。
例えば、8時に仕事をあがったとしよう。
この場合だとすでに夕方の渋滞が終わっているから、8時20分には家に着くことになる。
では、7時に帰った時はどうなるか。
今日のペースだと家に帰り着くのは、7時50分ということになる。
1時間早く帰っても、家に着くのは30分しか変わらない。
この時間のロスが、ぼくは嫌なのである。

と、ここまで書いて、ぼくは飲みに行った。
場所は焼き鳥屋だった。
ビールを特大ジョッキで1杯飲んで、それから焼酎のお湯割を5杯ほど飲んだ。
考えてみたら、その間、ウィンナー1串とうずらの玉子5串しか食べてない。
こういう飲み方をすると、翌日頭がガンガンするのはわかっている。
しかし、30年近くこの飲み方できているので、そう簡単に習慣を変えることは出来ない。
案の定、これを書いている今(27日になっている)、頭がガンガンしている。

1次会が終わったのは、11時を回っていた。
ここで一人が抜けた。
「明日仕事なので」ということだった。
しかし、同じく翌日が仕事の、ぼくは抜けない。
いつものノリで、次の飲み屋に行った。
ここで抜けていたら、今の頭ガンガン状態も、少しは緩和されていただろう。

2次会は、場末の小さなスナックだった。
ばあさんが一人でやっている。
お客は2人いたのだが、すでに1人は眠ってしまっている。
もう1人は暇をもてあまして、何度もぼくたちのほうを伺っていた。
いつもようにカラオケが入り、いつものように「しんた、歌え」が始まった。
あまり気乗りしなかったのだが、とりあえずリクエストに応えて拓郎の歌をうたった。
うたい終わると、暇をもてあました1人がぼくのところにやってきた。
60代半ばの男性だった。
「いい歌ですなあ。誰の歌ですか?」
「はあ、吉田拓郎です」
「ほう、拓郎がこんな歌をうたっていたとは知らなかった」
そして彼は「この歌知ってますか?」と言って、うたい始めた。
けっこう古い歌だった。
歌の題名は知らないが、どこかで聞いたことのある歌だった。
『どこで聞いたんだろう』と思っているうちに、歌は終わった。
10月26日(土)
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