ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■代車生活
車を修理に出しているため、代車生活を強いられている。
今日でちょうど一週間目になる。
感覚はつかめるようになったが、まだまだ慣れない。
修理に出している車がRV車で、今回の代車が軽自動車なので、目線がまったく違うのである。
普段は立って歩くくらいの目線なのだが、今はアヒル歩きの目線なのだ。
この目線の違いが、幹線道路を走る時の障害になる。
何が障害かといえば、それは気持ちである。
怖いのである。
ぼくはただでさえ軽自動車をあまり運転したことがないのだ。
そういうぼくが、大型トラックやトレーラーなどが頻繁に走っている幹線道路を走るなど、自殺行為に等しい。
普段は大型トラックなどと競り合いながら走っているのに、今はそれが出来ないのだ。
そのくせ、普段の癖が出て、競り合っている。
それが怖い。
普段はそう感じないのだが、軽だとすべての車が幅寄せしているように思える。
後ろの車も、軽だからといってなめているように思えるのだ。
「ふざけるな!」
「離れろ!」
「これはおれの車じゃない!」
などと、一週間車の中で叫び続けている。

もう一つある。
それは、スピード感だ。
通常ぼくは、時速60〜70kmで走っている。
目線が高いと、そう速く感じるスピードではない。
しかし、アヒル歩きの目線だと、極端に速く感じるものだ。
このまま空を飛ぶんじゃないか、と思えるほどである。
ハンドルを取られるような錯覚に陥ることもある。
そのため、気がつくとハンドルを必要以上に強く握り締めている。
これも怖い。
後続の車が見たら、ぼくの車は小刻みに揺れているのかもしれない。
代車に人を乗せることはないのだが、仮に乗せたら、その人は酔ってしまうだろう。

ところで、当て逃げされた愛車の修理代だが、今日、修理に出している代理店の人がぼくの店に来て教えてくれた。
「修理代が18万かかるらしいよ」
「え!? 18万ですか? 12,3万じゃなかったんですか?」
「いや、他の箇所にも歪があったらしい」
そう言って、彼は修理中のぼくの車の写真を見せてくれた。
18万といえば、車検料より高いじゃないか。
保険を使っておいてよかった。
まあ、300万も取られるわけじゃないけど、安月給のサラリーマンにとって、18万は痛い。
しかし、来年から保険の等級が下がるわけだから、当然保険料が上がってくる。
それも頭の痛いことである。
憎むべきは、当て逃げ野郎だ。

代車で疲れ、仕事で疲れ、修理で疲れる毎日である。
明日、愛車が戻ってくる。
10月21日(月)
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