ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■しんた吼ゆ
「ああ、そうですね。分煙したらいいですね。しかし、それだけではだめです。ビニールか何かで囲まないと」
「じゃあ、そういうふうにしろ、と店長に言って下さい」
このやり取りを、後から入ってきたタバコを吸わない店長がハラハラした顔をして見ていた。
医師は店長に、「この方は自分の管理のもとで、タバコを吸われていくそうです。それはそれでいいですから、そういう人のための環境を作ってやって下さい」と言って、具体的な方法を指示した。

医師は再びぼくのほうを向いて言った。
「じゃあ、喫煙コーナーを設けてもらいますから、それまでは禁煙タイムを守って下さいね」
「言われなくても、最初からその時間帯は外で吸っています」
「・・・」

せっかくの食事の時間を、こんな討論で費やしたくなかった。
鼻風邪さえ引いてなかったら、ぼくもそこまで食いつかなかっただろう。
医師の言うことに従わないにしろ、言うことを黙って聞いていたかもしれない。
しかし、医師に喫煙を認めさせたというのは大きい。
禁煙タイムなどという悪習からも解放されるわけだ。
おそらく数週間後には喫煙コーナーができるだろう。

10月16日(水)
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