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リュカの日記
by リュカ
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昨日の午後20時20分に、あの子から突然メールが着た。
「リュカさんこんばんは。今三ノ宮にいます。これから会えますか?急ですみません・・m(__)m連絡待っています」と。
本当に突然の事だった。
あの子が神戸に立ち寄るのは、1.2ヶ月先の事だとばかり思っていたので。
俺は「今から行きます」と返事を返し、家を出た。
ちょうど今金が全く無い時だったので、所持金が三ノ宮までの片道分しかなかった。
電車に乗っている間、ずっと脚がガクガク震え、心臓もバクバク鳴り続けていた。
その後も携帯で数回やり取りを続け、センター街で待ち合わせという事になった。
まだ緊張はほぐれない。
あと数分であの子が来る、となったその瞬間に、今度はメッセの子からメールが着た。
「嫌な話聞きそう。怖いです」と。
今までずっと平和で居たのに、また最低な話を聞かされるんだ・・・
あの子に会うという事に対する緊張に加え、更に別の意味での緊張感も加わった。体が強張る。
しかし、その事によって、自分の中で緊張感が相殺されるみたいな感じになったのか、これからあの子に会うという事に対しては、割とリラックスした気持ちになれた。
しばらくして、あの子が俺の前に現れた。
あの子は「自分は不細工なんで期待しないでください」とよく言っていたので、実はあの子の容姿に関してはそこまで期待していなかった。
メンタル面で凄く癒しになっているので、それだけで十分だと。
でも、俺の前に現れたあの子は凄く可愛かったので驚いた。
パッと見完全に女の子。
髪も長くてサラサラで。
あの子が「二人きりになりたいです」と言ってくれたので、少し場所を移したが、何を話せば良いのか分からず戸惑った。
でも、あの子は凄く緊張した様子で大人しかったので、逆に、こちらは少し余裕を持って接する事が出来たと思う。
少し自分を作ってしまった。
対人用の仮面というか、そんな感じで。
こうなると、俺は軽はずみな態度で、どうでもいいような事ばかりを喋ってしまう。
あの子がネットカフェに行こうと言うので、文無しの俺はあの子におごってもらう形になってしまった・・・
それが結構痛く感じた。
個室を取って、3時間パックを利用した。
俺は、あの子に「ニコニコ動画」を紹介した。
対人用の軽薄人格を被った俺は、あまり突き詰めた事を話す事をせずに、面白動画ばかりを勧めてしまう。
あの子と居られる時間だって、ほんの3時間程度しか無いというのに。
軽薄になった状態の俺は、いつもこんな感じになってしまって・・・
あの子は華奢で可愛く、俺と違って凄く清潔感を持っていて、とても好みな感じだったけど、本当に突然の事で『今あの子と一緒に居るのだ』という事に対する現実感が殆ど持てず、ちょっと仲の良い普通の友達みたいな感覚で接してしまった。
でも、あの子には握手をしてもらっただけで、それ以外、変な事は一切なかった。
でも、こんな風に現実感も沸かないままに、ただ勢いだけで恋愛的な接触を持ってしまう事にならなかったのは、本当に良かったと思う。
それに、あの子に何かをしてしまうのは、申し訳ない気がしたから。
また、俺は生まれてから一度も、他者と恋愛的接触を持った事が無いので、どちらにしろそういう行為に及ぶような事は無かったと思うけど。
「誰とも何もしないのが当たり前」で、今までやってきた訳だから。
3時間パックの終了時間になったので、俺はあの子と店を出た。
その後、あの子が同居人に弁当を買うというので、コンビニに立ち寄った。
そこで、俺はあの子にお勧めのお菓子を訊ねた。
緑のグミを勧められた。
なので、今度機会がある時にそれを買ってみる事にする。
コンビニを出た後、俺はあの子が同居人と落ち合う約束をしている場所まで送っていった。
最後にもう1度握手してもらった。
そこで別れて、俺は自宅に向かって歩き出す。
帰りの電車賃が無かったので、自宅まで徒歩で帰る事になった。
携帯であの子の顔写真を3枚撮らせてもらったので、帰り道はずっとその写真を眺めていた。
2時間近く歩き続けて、ようやく自宅に到着した。
午前3時前だった。
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04月04日(水)
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