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リュカの日記
by リュカ
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何も考えず、何時間でもボーっとし続けてしまう。
それが何だか心地良い。
ここ数年、「何も考えない」という事そのものを自分に禁じ続けていたような状態が続いてた。
あの子が無事だったかもしれない。
それが仮初めでも、今は憑き物みたいなものが落ちたような状態になっているのかもしれないな。何だか平安。
現在午前4時47分。
もしかしたら、今日はフランス語の再試験があるかもしれないので、このまま起きている事にする。
今から、少しだけ勉強をする。

あの子とメールで話してて、途中からメッセに切り替える事になって、明け方から午前8時半頃までずっとあの子と雑談していた。
あの子とメッセで話すのも、3年ぶりくらいじゃないかと思う。
結局勉強をする事は出来なかったけど、凄く嬉しい気持ちになれた。
「あの子が本当はそういう目に遭ってなかった」という事にまだ疑いは残っているけど、「本当にそういう目には遭ってない」と感じさせる要素みたいなものを1つ感じて、少し希望が見えた感じで。
そして、「この子はそういう目に遭ってない」という意識を前提にして雑談してた。本当に嬉しい。
午前8時半過ぎになり、メッセを切り上げ家を出た。
学校に向かう。
通学中電車に乗っている時、自分の顔が微妙にほころんでいる事に気づく。
殆ど半笑いみたいな状態だった。
ありえない・・・
普段の俺は、特に意識している訳でもないけれど、デフォルトで薄目になってて。内面感覚の現れか、その視線も常に殺意や侮蔑や憎悪に満ち満ちている。
よく、『眼に光が無い』という表現が使われるけど、それはまぶたに遮られ、光が黒目部分に反射しない事を指すのだろう。
俺の眼球は常に真っ黒。
子供というのは、見ず知らずの大人の顔を覗き込む事が多いと思う。
視線を感じると、何となく俺もそちらの方にチラっと顔を向けてしまう事が多いのだが。
自宅マンションのエレベーターで俺と乗り合わせた子供なんて、その7割は目的の階に着くやいなやタタタタタタッと、逃げるように駆け出して行く。
それがタイプの少年でなければ、俺は子供に対しても憎しみを感じる事が多いのだ。
「こいつも中学生くらいになるとそういう少年をやったりするようになるかもしれない、今のうちに殺せるものなら殺しておきたい・・・」みたいな感情を抱く事が多いのだ。
俺は、常に一人で張り詰めている。
なのに、今日は凄く緩んでる。自分的にも驚きだった。
眼球も、普段では考えられないほど見開かれている。
『眼に光が宿る』とは、多分この事を指すのだろう。
「これが幸福感というやつなのかな・・」なんて事を思ってた。
学校に到着する。
さっそく掲示板を見に行くのだが、フランス語に関する掲示がどこにも無い。
また、フランス語の教室も無人になってて。
今日は再試験は無かったらしい。
じゃあ、どのみち予習勉強をする必要は無かったんだな。
せっかく学校に来たのだからと、俺は図書館に向かう。
しかし、図書館も閉館していた。
俺は学校を後にした。
結局、フランス語の再試験がいつ行われるのか分からないまま。
あの子の事を考える。
凄く気持ちが高揚していた。
「俺の人生でこんなに嬉しい事があっていいのだろうか・・・」
学校の最寄駅のホームを歩いていると、椅子に座っているオッサンが俺の方をジッっと見てくる。俺はそのオッサンに視線を向けながら歩いていたけど、そのオッサンの視線はそのまま歩く俺を追いかけてくる。
俺はオッサンの前まで引き返し、そのオッサンの事を真正面からジッと見据える。
そこまでして、ようやくそのオッサンは視線を逸らした。
俺はモラルが無い奴が大嫌いだ。
でも、相手がヤンキーだのヤクザだのだったら、多分こんな態度は取れないだろう。俺はヘタレだ。
その後、俺は電車に乗って地元に帰った。
地元の本屋に立ち寄った。
自分が集めている漫画の新刊でも出ていないかな、とチェックをする為。
新作コーナーに、週間少年ジャンプで連載中の「ブリーチ」という漫画の26巻が置かれてた。
俺は、この漫画は好きじゃない。
内容が臭すぎるし、中身が無いし。

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02月03日(土)
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